EDUCATION

教育制度

デジタルミックスの入社1年目

新卒入社の新入社員に3カ月の研修を実施しています。研修カリキュラムは、先輩エンジニアの体験をもとにした実践的メニュー。内容は毎年見直され、年度ごとにバージョンアップを繰り返しています。

IMPRESSIONS FROM THE TRAINING

約3ヵ月の研修を通して、
プロのスタートラインに
立つことができました。

芝田 和樹 2017年入社

ビジネスソリューション部
システム開発課 開発4グループ
プログラマ

入社動機

研修や定期的な面談の機会など、
スキルアップを目指せる環境に
惹かれて入社を決めた。

入社前のスキル

専門学校にてJavaなど
プログラムの基礎を習得。

現在の業務

金融関連の業務システムの
保守・開発

4月の研修メニュー

一般研修

◎ビジネスマナー
◎社会人の常識、企業人の責任
◎セキュリティ教育
◎ディスカッション
◎実習(課題への取り組み・プレゼンまで)
◎敬語テスト
◎一般研修確認テスト(満点を取るまで繰り返し)
◎1分間スピーチ
◎読書・内容ディスカッション

技術研修

◎OS、ウィルス対策ソフトのセットアップ
◎Office、開発プロダクトのセットアップ
◎システム説明
◎WEB、C/Sシステム、HTML、CSS、Webアプリケーション入門
◎ネットワーク入門
◎コーディングルールと規約の理解
◎実務説明(システム開発とは、スケジュール管理、品質管理、設計書の見方・テスト仕様書のつくり方、単体テスト・マニュアル)

IMPRESSIONS

芝田の感想

一般研修では、毎朝1人につき1分のスピーチをします。自分の場合は好きな野球の話題など、内容はどんなことでもいいんです。難しいのは、1分の中に伝えたい内容を簡潔にまとめること。人に伝わるように話す難しさを実感しました。でも、振り返ってみると、この経験が今の仕事の中ですごく役立っています。システムをつくる仕事は多くの人との協同作業ですから、コミュニケーションが必須です。自分が伝えたいことを相手に分かりやすく話す能力は、研修での経験が土台になっています。

また、技術研修ではJavaの基礎を一通り学びます。大事なのは、プログラムを誰が見ても理解できるように書くこと。学生時代は、どんな書き方をしようと「動けばいい」と考えていたのですが、多くのエンジニアが関わるプロの現場では通用しません。運用後、他のエンジニアが保守・改修を担当するケースも考えてプログラムをつくる必要があると実感したことが、大きな学びになりました。

COMMENT

研修担当より

一般研修は、受け身の講義に終始しないよう、実践を多く取り入れています。「知る」だけではなく「できるようになる」にこだわったカリキュラムです。また、チームの中で自分の意思をいかに伝えるか?また相手の意見をどう聞くかを学ぶディスカッションを多く取り入れています。私たちの仕事はチームで進めますから、プログラムを書く・運用する・改善するなど仕事のあらゆるシーンにおいて、コミュニケーション能力が必要です。実務に入った後につまずかないよう、事前にトレーニングをしています。また、技術研修の狙いは、プログラム作成の基本ルールを習得することです。プログラムは「第3者が見ても理解できるように書く」ことが重要です。学生時代とは違う考え方が必要ですので、慣れるまでは苦労するかもしれません。

4月下旬〜5月中旬の研修メニュー

◎Java基礎研修(ロジック研修、Javaプログラミング基礎)
※外部
◎外部研修レポート作成

IMPRESSIONS

芝田の感想

外部研修では、デジタルミックスだけではなく、他のたくさんの会社の新入社員が集まって合同で学びます。自分の時は総勢40人くらいだったでしょうか。プロの講師のもと、いろんな会社から集まった新入社員が同じテーブルにつき、課題に沿ってJavaでプログラムをつくります。つくったプログラムを相互でレビューしたり、プロの講師の方にレビューいただいては修正を繰り返す。多くの人間から評価を受けることで、自分に足りていない知識が明確になりました。
また、最後は全員の前で登壇し、今回の研修の成果を発表します。40人の前で話すのは初めての経験でとても緊張したのですが、学生時代と比べて自分の考えをきちんと言葉にできるようになったという手応えを感じました。
また、他社の新入社員と仲良くなれたこともいい思い出です。研修後に食事に行ったり、連絡先を交換して、今でもたまに情報交換をしています。

COMMENT

研修担当より

新入社員に多くの経験を積ませるために、毎年外部研修を活用しています。その際は毎回、外部の研修担当の方に「御社の新人さんは優秀ですね」と言って頂き、嬉しい限りです。もっとも、実務デビュー後にお客様先に常駐すれば、外の世界での自分の本当の評価と向き合うことになります。そのための、予行演習みたいなものですね。

5月中旬〜の研修メニュー

◎Java言語研修 ◎Java言語研修(DB)
◎Servlet基礎研修 ◎SQL研修
◎ソフトウェアテスト研修

IMPRESSIONS

芝田の感想

Javaだけではなく、SQLやServlet、JSPなど複数の構文を使い、実際に一つのシステムを完成させます。今までの研修と比べて一段階上のレベルへの挑戦だったので、苦労しました。IDやパスワードを入力するログイン画面の作成では、例えば入力されたIDがデータベースに存在しない場合、どんな挙動をさせるのか。考える必要のある事柄が非常に多いです。ですが、社内の先輩に講師になっていただき細かく指導を受けられますし、同期の仲間とフォローし合いながら進められたので、乗り切ることができました。

また、新しい知識をどんどん吸収し、実践できる毎日には刺激を感じました。もともと、分からないことを自分なりに勉強し、知識を身につけていく過程が好きなので、楽しさのほうが大きかったと感じています。

COMMENT

研修担当より

実際の仕事に一番近い実習を行います。ここが、研修の一番の山場です。実際にプログラムを組み、個別に直接指導します。「自分が理解できているな、と感じたら積極的に同期に教えてあげよう。分からなければ、同期に教えてもらおう。同期で協力し、全員で研修を乗り切ろう!」と、新入社員に語りかけています。

6月の研修メニュー

総括

◎一般研修|確認テスト(満点を取るまで繰り返し)
◎業務内容理解度のテスト ◎技術研修確認テスト
◎論文形式による研修報告

IMPRESSIONS

芝田の感想

今までの研修の振り返りを行います。一般研修で勉強した知識はきちんと身に付いているか。技術研修で学んだ知識を自分のものにできているか。その都度ペーパーテストで振り返り、最終的には研修で学んだことを文書にまとめ、報告をします。研修をきちんと受けていればクリアできる内容なので、自分としては、それほど難易度は高くありませんでした。

7月の研修メニュー

基礎的な研修を終え、実務に就きながら仕事を覚える段階(OJT・本社で実施)に入ります。配属先は、本人の適性を見て決定していきます。

IMPRESSIONS

芝田の感想

実際の業務に加わり、先輩の指導のもとで仕事にあたるOJT期間に入ります。当たり前ですが、研修でつくってきたプログラムとは難易度が違います。複雑ですし、プログラムを読み解くのも簡単ではありません。ただ、先輩たちが書いたプログラムを見ると、研修でずっと教わってきた「分かりやすくプログラムを書く」というのは、こういうことかと納得します。

例えば、プログラムは基本的にアルファベットで記述しますが、先輩の書いたプログラムを見ると、ポイントになる場所ごとに日本語で但し書きが加えてある。すると、読む側がすごく理解しやすいんです。また、プログラムが完成する度にレビューを繰り返し、テストのための仕様書までレビューを徹底する姿勢に、プロのエンジニアの姿勢を学びました。

COMMENT

研修担当より

新人には、必ず年齢の近い先輩がフォローできるように配属を決めています。年齢が近いと気兼ねなく、分からないことには「分からない」と言えるような関係になれます。また、入社2、3年経つと今度は自分が新人を教える立場になり、今まで得た知識を確かなものにできる、という狙いもあります。

実務デビュー後のキャリア

現在は、金融関連のお客様先に常駐するプロジェクトチームに加わり、プログラマとしてシステムの保守・開発を担当しています。
実務を始めて感じたのは、システムに関する専門知識だけではなく、お客様の事業に精通する必要があるということ。そうでなければ、お客様にとって本当に役に立つシステムをつくることができないのです。そのため、今でもインターネットなどを使って、金融関連の専門知識の習得を続けています。もともと勉強することが好きなので、自分の知識が増えていくことが楽しいです。
今後は、プログラマからシステムエンジニアへのステップアップを目指して、もっと多くの経験を積みたいと思っています。

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