開発事例のご紹介

CASE

プロジェクトにみるDigitalMIXの「高品質」

Project Case.02

システムに携わるからこそ曖昧さは徹底的に取り除く

プロジェクトマネージャー

竹中 博昭

開発職リーダー 2001年入社

梅村 圭の写真

老朽化したシステムをマイグレーションする
プロジェクトです。
大規模システムでしたが、非常に短納期で苦労しました。

成功への近道は、「綿密な計画」。そのためにじっくりと時間を取る。

自動車保険に関わるシステムのマイグレーションプロジェクトであり、当社からは私を含めて8名ほどのメンバーが参加しました。私が過去に携わったマイグレーションでは、プラットフォームのマイグレーションを行うことがほとんどでしたが、このプロジェクトでは、サポート切れとなった有償フレームワークのリプレイスをお客様から強く要望されていました。世の中にはオープンソースとして提供されているフレームワークも数多く存在しますが、そのシステムで使用されていたフレームワークは、ソースコードが公開されていなかったため、対応に腐心しました。

「できない」と言ってしまうことは簡単でしたが、実現する方法を模索し、プロジェクトを成功に導くことができました。プロジェクトを開始した当初は、不透明な部分ばかりを気にしてどこから手を付けるべきかを思案しました。しかし、やるべきことが見えないとプロジェクトメンバーも不安になります。過去に目の当たりにした失敗プロジェクトの経験も生かして仕事の見える化/定量化し、綿密なスケジュールを策定しました。解からなくて調べる作業も定量化する必要があるのです。ただし、計画して実行するだけではいけません。プロジェクトを運営しながら計画を見直していくことで、必ずゴールにたどり着くのです。また、綿密な計画を立てることでQCD(品質/コスト/納期)を達成することができます。私はこのプロジェクトを通して、計画を行う事の大切さを改めて学びました。

未来の品質を守るのは若手。だから人を育てていく。

プロジェクトの成功は、システム構築の成否だけではありません。プロジェクトメンバーの育成も大きなミッションです。我々の仕事は、パソコンの前にかじりついてプログラムを作ることだと思われている方も多いと思いますが、人との関わりが非常に重要な要素だと考えています。プログラムに詳しい人間を育てるのではなく、人と向き合うことができる人間力が高い人材を育成することが大切だと考えています。お客様/プロジェクトメンバーと深く関わっていく事で仕事の本当の楽しさを感じてより良いシステムを提供できる人間を育てることも重要な目標です。